オーストラリア南東部原産の海水魚「スムース・ハンドフィッシュ」が、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにて、公式に「絶滅」認定されました。
現代における海水魚の絶滅認定は、これが初となったようです。
スムース・ハンドフィッシュは、全部で14種知られているハンドフィッシュの1種であり、1800年代初めに発見されました。
しかしそれ以降、乱獲、海水汚染、生息地の減少により姿を消し、残っているのは初発見時に採取された標本(上記画像)のみとなっています。
■「ハンドフィッシュ」は泳げない
ハンドフィッシュの大きな特徴は、独自に発達した前ビレを使って、海底を這うように移動することです。
彼らは、浮力をコントロールするための「浮き袋(swim bladder)」を持っていないので、水中を泳ぐことができません。
そのため、手のようなヒレを用いて、ほふく前進するように歩き回ります。
泳いで採餌ができないので、頭に生えた派手なトサカを使って、エサをおびき寄せます。
残りの13種も同じオーストラリア海域に生息していますが、サイズや見た目はさまざまです。
■残りの13種も絶滅の危機に
研究を行った西オーストラリア大学のジェシカ・ミーウィグ教授は、今回の絶滅について、「過剰な漁業が主な原因」と指摘します。
ハンドフィッシュの生息地では、20世紀に入ってから1967年まで、大規模なホタテ漁が行われていました。その際の混獲(漁獲対象とは別の種が意図せず捕獲されること)が、ハンドフィッシュの減少を促進したというのです。
残りの13種も絶滅の危機に
研究を行った西オーストラリア大学のジェシカ・ミーウィグ教授は、今回の絶滅について、「過剰な漁業が主な原因」と指摘します。
ハンドフィッシュの生息地では、20世紀に入ってから1967年まで、大規模なホタテ漁が行われていました。その際の混獲(漁獲対象とは別の種が意図せず捕獲されること)が、ハンドフィッシュの減少を促進したというのです。
https://nazology.net/archives/63935
現代における海水魚の絶滅認定は、これが初となったようです。
スムース・ハンドフィッシュは、全部で14種知られているハンドフィッシュの1種であり、1800年代初めに発見されました。
しかしそれ以降、乱獲、海水汚染、生息地の減少により姿を消し、残っているのは初発見時に採取された標本(上記画像)のみとなっています。
■「ハンドフィッシュ」は泳げない
ハンドフィッシュの大きな特徴は、独自に発達した前ビレを使って、海底を這うように移動することです。
彼らは、浮力をコントロールするための「浮き袋(swim bladder)」を持っていないので、水中を泳ぐことができません。
そのため、手のようなヒレを用いて、ほふく前進するように歩き回ります。
泳いで採餌ができないので、頭に生えた派手なトサカを使って、エサをおびき寄せます。
残りの13種も同じオーストラリア海域に生息していますが、サイズや見た目はさまざまです。
■残りの13種も絶滅の危機に
研究を行った西オーストラリア大学のジェシカ・ミーウィグ教授は、今回の絶滅について、「過剰な漁業が主な原因」と指摘します。
ハンドフィッシュの生息地では、20世紀に入ってから1967年まで、大規模なホタテ漁が行われていました。その際の混獲(漁獲対象とは別の種が意図せず捕獲されること)が、ハンドフィッシュの減少を促進したというのです。
残りの13種も絶滅の危機に
研究を行った西オーストラリア大学のジェシカ・ミーウィグ教授は、今回の絶滅について、「過剰な漁業が主な原因」と指摘します。
ハンドフィッシュの生息地では、20世紀に入ってから1967年まで、大規模なホタテ漁が行われていました。その際の混獲(漁獲対象とは別の種が意図せず捕獲されること)が、ハンドフィッシュの減少を促進したというのです。
https://nazology.net/archives/63935