
https://news.yahoo.co.jp/articles/dac7047d145da85a07c8150840e037e9d46be5f4?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20250203&ctg=loc&bt=tw_ud
死亡した元西播磨県民局長の告発文に記載されていた7つの疑惑。このうち県職員への“パワハラ”をめぐる疑惑については、約9700人の県職員を対象にしたアンケート調査が実施され、自由記述の回答には、「エレベーターに乗り損ねた際に『お前はボタンも押せないのか』と大声で怒鳴られた」「『俺は知事だぞ』と言われた」「“瞬間湯沸かし器”“暴君”と呼ばれていた」などといった記載があり、複数の職員が証人尋問で証言しました。
このうち、2023年11月、兵庫県立考古博物館への出張で、出入り口の約20メートル手前で公用車から降ろされた際に斎藤知事が理不尽に叱責したとされる疑惑で、当時立ち会った職員の1人は、「車止めで(公用車で)入れなかったのでそこで停車していたが、降りてくるとき、車止めを知事が見て、『なぜどけておかないのか』と言った。かなり怒鳴られたという認識で、車止めをどけた後にも同じことを言われた」「社会通念上必要な範囲とは思わない、理不尽な叱責を受けたと感じている」と思いを述べていました。
また、別の職員は、土木事業に関する新聞報道が出た後に斎藤知事に呼び出され、「こんな話は聞いていない」と机をたたきながら迫られたことについて、百条委員会で委員に問われると、「事実です」と話し、「私の頭の記憶では、平手で1回か2回たたいた。『どうなってるんだ 』と。(机を)叩かれるのは経験ないことなのでびっくりした」と当時を振り返っていました。
こうした指摘に対し斎藤知事は、一部の行為を認め、「不快な思いをされた職員の方がいれば申し訳ない」と謝罪する一方で、あくまで「業務上の必要な指導」との認識を崩していません。