
オスプレイ高い事故率も「あくまで目安の一つ」 菅官房長官、安全性について認識
2017年10月31日 05:15
【東京】菅義偉官房長官は30日の記者会見で、米海兵隊が運用するMV22オスプレイ
「クラスA」に分類される重大事故の割合が海兵隊機全体の事故率を上回ったとの
一部報道について「(事故率は)承知していない」と述べた。その上で、
「事故率だけで機体の安全性を評価するのは適当でなく、あくまで目安の一つだ」との認識を示した。
政府は2012年10月に米軍普天間飛行場にオスプレイを配備する際、
「MV22は一貫して海兵隊航空機の平均を上回る安全記録を示している」などと説明して
沖縄県や宜野湾市などに理解を求めており、当時の対応と整合性が問われそうだ。
政府は12年9月にクラスAの事故率について「政府としても、これをMV22の安全性に係る
説明に用いてきた」と明示した質問主意書への答弁書を閣議決定している。
30日付毎日新聞によると、今年8月末時点で10万飛行時間当たりのクラスAの事故率が、
配備前に政府が公表した事故率(1・93)の約1・5倍となる2・97に上ると報道。
昨年同時期の海兵隊機全体の2・59を上回る見通しとなったことを指摘した。
※以下略
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/163984