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日中の「海空連絡メカニズム」きょうから運用開始 課題も
2018年6月8日 11時11分
海上や空での偶発的な衝突を避けるため、日中両政府が先月合意した「海空連絡メカニズム」は8日から運用が始まりましたが、まだ整備されていないものもあり、十分な意思疎通を図れるかが課題となります。
日中両政府の「海空連絡メカニズム」は海上や空での偶発的な衝突を避けるため、連絡方法などを取り決めたもので、10年にわたる協議を経て、先月の日中首脳会談で合意しました。
「連絡メカニズム」には、自衛隊と中国軍の艦船や航空機が遭遇した場合に、国際基準に基づいて連絡を取り合うことや、不測の事態に備えて、防衛当局間にホットラインを設けることなどが盛り込まれていて、8日から運用が始まりました。
ただ、防衛当局間のホットラインは、お互いの幹部がやり取りをすることは決まっているものの、具体的な内容は今も、調整が続いていて、整備のめどは立っていません。
このため、「連絡メカニズム」は「ホットライン」が設けられないままの運用開始となり、十分な意思疎通を図れるかが課題となります。
日中の「海空連絡メカニズム」きょうから運用開始 課題も
2018年6月8日 11時11分
海上や空での偶発的な衝突を避けるため、日中両政府が先月合意した「海空連絡メカニズム」は8日から運用が始まりましたが、まだ整備されていないものもあり、十分な意思疎通を図れるかが課題となります。
日中両政府の「海空連絡メカニズム」は海上や空での偶発的な衝突を避けるため、連絡方法などを取り決めたもので、10年にわたる協議を経て、先月の日中首脳会談で合意しました。
「連絡メカニズム」には、自衛隊と中国軍の艦船や航空機が遭遇した場合に、国際基準に基づいて連絡を取り合うことや、不測の事態に備えて、防衛当局間にホットラインを設けることなどが盛り込まれていて、8日から運用が始まりました。
ただ、防衛当局間のホットラインは、お互いの幹部がやり取りをすることは決まっているものの、具体的な内容は今も、調整が続いていて、整備のめどは立っていません。
このため、「連絡メカニズム」は「ホットライン」が設けられないままの運用開始となり、十分な意思疎通を図れるかが課題となります。