主演ドラマ「BG〜身辺警護人〜」(テレビ朝日系)の平均視聴率が15%台をキープ。木村拓哉(45)は順風満帆に見えるが、今後の方向性を考えあぐねているようだ。ドラマでは斎藤工に“おじさん”呼ばわりされ、勝地涼からは地面に突き伏せられた。等身大の中年男を演じ切ったかにみえる。
「SMAPが解散してしまった以上、これからは歌より役者中心の活動になると思います。ですが、彼は映画やドラマに出演するたびに“職業のコスプレをやっているだけで、何をやってもキムタク”と揶揄されています。それは本人の耳にも届いているはずですから、そこから脱却しようと必死なんじゃないでしょうか。今回のドラマはだいぶ“キムタク色”が薄くなったと思いますが、まだまだだという人は多いですね」(芸能ジャーナリスト・佐々木博之氏)
どうやら、木村は迷走しているようだ。番宣のためとはいえ、バラエティーでマツコ・デラックスと街ロケをする姿には、往年のファンも思わず首をひねったという。
極め付きは、長年宿敵関係にあった週刊誌に何度も登場したことだ。「BG」放送直前の昨年12月には、フライデーの直撃取材に笑顔で対応。ドラマ終了後は工藤静香との「夫婦揃ってご機嫌の夜」を撮られたが、なぜか静香の姿はどこにも写っていなかった。
「警戒心の強いキムタクが立て続けにプライベートショットを撮られるのは違和感があります。前回の直撃インタビューを、ジャニーズ事務所の広報戦略とみる芸能関係者が少なくありませんでしたが、今回もジャニーズ事務所の何らかのプロモーション、イメージ戦略の一環とみられています」(芸能プロ関係者)
■ファンが望むのは“ヒーロー・キムタク”
しかし、態度を急変させた木村を専門家は少々危なっかしく見ている。前出の佐々木氏が言う。
「だいぶ前に私がテレビで“キムタクもハリウッドの実力派俳優のように悪人や憎まれ役など、汚れ役をやった方が役者として成長するんじゃないか”と発言したところ、ファンからすごい抗議をされました。“木村さんはそんな役をする必要はない”と。ファンは常にヒーローであるキムタクを望んでいるようです。ファンの期待に応えるために二枚目のヒーローを続けるか、役者としての幅を広げるか、彼にとっては悩ましいところなんじゃないでしょうか」
ちなみに、キムタクの次回作は、2019年公開の映画「マスカレード・ホテル」で初の刑事役。キムタクの代表作「HERO」シリーズを手がけた鈴木雅之氏が監督を務める。どうやっても三枚目の役柄にはなりそうにない。“マンネリ”と言われようが二枚目に徹した方が無難ではないか。
2018年4月1日 10時26分
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14515664/